Tsudoh店主タッキーの自伝コラム 第1回
【私の小学生時代】
私が音楽に興味を持ち始めたのは小学生の頃だと思います。
ザ.ベストテンというテレビ番組を良く見ていました。
そのうちラジカセで録音するようになりました。
ラジカセ本体に内蔵のマイクで録音するのですが録音の最中に妹や弟の声が入ってしまって、だいたい失敗してました。
小学生の頃よりラジオ制作に夢中になってたのでよくラジオで音楽番組を聞いていました。
自作の短波ラジオで海外の局から流れる洋楽を良く聞いてました。(大人になってからあの頃聞いてた曲はマドンナだったんだ、とか知りました・笑)
部屋中にアンテナ線を張りめぐらせ様々な国の短波放送を聞いていました。
当時、有名だったのはサイパンから放送されていたKYOIです。日本語
放送もあって24時間、洋楽のロック、ポップスを放送してました。
自作の短波ラジオはクリスタルイヤホンから鳴る小さな音量なので夜、ベッドで聞いてました。
【写真】確か作ったのはコレだったと思う。小学生にしては難易度高め。
電波の状態によっては雑音ばかりで聞けない日も良くありました。
アンテナを工夫していかに安定して聴けるか心血を注いでいました。
オーディオへの興味はこの頃からありました。
7歳年上の従兄弟が同じ市内に住んでいて良く遊びに行ってたのですが、その従兄弟がトリオのステレオセットを持っていたのです。
小学生ながらそれが凄い憧れていたのを覚えています。
アマチュア無線もやっていて、それも憧れでした。
その従兄弟の影響で電子工作にのめり込むことになります。
小学生の時に既にスクラッチでラジオ、アンプなど色々作っていました。
電子工作キットもかなり沢山つくりました。
こういうものに関しては割と自由に買い与えて貰ったと思います。
とにかく、何か作ることが大好きでした。
小学3年生の時には発明工夫展で入賞したこともあります。
毎月買って貰っていた雑誌は初歩のラジオです。
電子工作の月間誌なのですがオーディオ、アマチュア無線、BCL、音楽と幅広い記事が掲載されてました。
従兄弟からも大量の初歩のラジオを貰って隅から隅まで読みました。
そういうわけで、小学生時代は家にあったラジカセと自作ラジオで音楽を楽しんでいました。
当時、読んでいた「初歩のラジオ」は今でも大切に保管しています。
時々、本屋で立ち読みしていたのが「無線と実験」でした。
こちらは本格的なオーディオ誌なのですが小学生の私には少々難しかったと思います。
製作記事も真空管を使うものなど費用のかかるものばかりでした。
というわけで小学生の頃から「なにか作る」ということは大好きでした。
中学に行くと更に自作熱は過熱していきます。
次回、中学生編。
【写真】度重なる引っ越しで紛失したものもあるが大切に保管している。
ボロボロになるくらい読み込んだので状態は悪い。
【写真】エフェクターの自作記事もあったのでエフェクターというものの存在は知っていた。ギターを弾かないのでどういうものかはよくわからなかったけど。これが将来、仕事となるとは想像すらできなかった。
【写真・初歩のラジオ1980年9月号より】
当時、凄く作りたかったアンプ。小学生の小遣いでは到底無理でした。今ならチューブアンプでも作れるけど(笑 ただ記事は熟読していたのでオーディオアンプの原理や仕組みは当時から理解していました。自称オーディオマニアという人でもA級、B級アンプをハードレベルで語れる人は少ない。